
2024年某日、普段使用しているWindows 10のPCが突然のブルースクリーンに…
どうやらエラーコードによると、ハードウェアで障害が発生している様です。
少し前にもエラーコードが出る事があったので「再起動すれば大丈夫だろう」と高を括っていたのですが…

(再起動後)…おや?

(再々起動後)おーん?
まずい…これはマジで壊れてる…
今までも調子が悪くなる事はあっても、完全にPCが壊れた事はなかったのでこれはまずい…(汗
ひとまず現状を整理してみると、壊れたのはシステムドライブのCドライブのみの様で、制作物などのデータは別のドライブに保存していたのでそちらは無事でした。
M.2 SSDをシステムドライブ、その他のデータを2.5インチSSDの別ドライブに分けて保存していたので、全データ消失はま逃れました。…が…まさかCドライブが吹き飛ぶとは…
(自作PCを使い始めて5年は経っていたので、時期的には故障してもおかしくは無かった…のか…?)
- SSDの接続し直し
- 外付けドライブとして繋いでみる
- データストレージ復旧業者に依頼
- M.2 SSDのキャッシュメモリを自分で交換
結論から言うと、上記すべて上手くいかずシステムドライブ上のデータは復旧出来ませんでした…
・SSDの接続し直しと外付けドライブとしての接続は、電源を抜いてしばらく放置してから繋ぎ直してみるなど、条件を変えて試してみましたが反応が無く、そもそもドライブとして認識もされてない様でした。
・データストレージ復旧業者に依頼は、「パソコン修理 イーハンズ」さんに依頼してみました。
イーハンズさんは折れたUSBメモリの復旧なども行える様で、公式ブロブでの修理実績を見ると期待していたのですが、自分の壊れたSSDは修理不可の判定に…
とりあえず基盤修理も出来る業者さんで無理ならば諦めは尽きました。
(他のデータ復旧業者さんも検討しましたが、復旧・データ復元可能だったとしても提示されている料金が高すぎて無理でした)
・M.2 SSDのキャッシュメモリを自分で交換はダメ元で自分で故障(焼けた?)チップを交換すれば、読み取り出来るんじゃないかと思い色々準備して試してみました。
※電子工作素人なので完全に壊れて良いと思い作業してます。
参考にしたのは↓の様なyoutube動画です。
壊れたSSDはこちらです↓
テスターを使ってコンデンサをチェックしていきましたが、ショートしているような物が見つからず…よくよく確認してみると、キャッシュメモリ部分が焼けたような、保護剤(?)の部分が泡のように盛り上がっていました。


簡易的なマイクロスコープで確認するとチップの淵がぷっくぷく

一番怪しいのはこのキャッシュメモリだと思い、Aliexpressで対応する物を探しポチり準備、他にもヒートガンもAmazonでポチっとな。


このチップをヒートガンやらフラックスやらを使い交換しよう!…と、チップの周りにある膨らんだ保護剤を竹串などでちまちま除去(粘着力強めでした)し、過熱して取り外しを試みたのですが、チップ自体は全然外れませんでした。
作業途中は写真を撮り忘れ(汗)
ヒートガンは半田が解ける温度になっていたので、温度は大丈夫だったと思うのですが、チップを側面から見ると基盤との隙間に保護剤がまだあるように見えました。
その後も何度も試しましたが、保護剤のせいか全く外れず…力ずくで外そうとすれば取れそうでしたが、基盤自体も痛めそうだったので今回はここまでで諦めました。
チップの交換は出来なかったので、とりあえず新しいM.2 SSDを購入しWindows 10を再インストールし直しました。
他のパーツは壊れてなかったので普通に使用することは出来るようになりましたが…Cドライブに入っていたデータだけはもう救出は出来ないかなー…?
別の内臓SSDに入れていたデータが無事だったのは幸いでしたが、本当にただラッキーなだけだったので、バックアップの大切さをマジで痛感した出来事でした。
チップ交換が上手くいかなく諦めてからしばらく後…、せっかく代替チップも買ったのに勿体ないなーとモヤモヤしていましたが、「Macbook AirのSSD増設に成功した【M1】」の動画を見たら↑で除去した保護剤?は「アンダーフィル」と言うものらしく、見える範囲を削った後に薄い金属の刃を使えばチップを取り外せそうな気がしてきました。
…これはワンチャン試してみるかな?(つづく…かも?)